加藤勝信厚生労働相はけさ5日(2020年2月)午前8時半すぎ、横浜港沖に停留しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客・乗員約3700人の新型肺炎の検査状況について緊急会見した。それによると、感染者と濃厚接触したか、発熱・せきなどの症状がある273人を検査し、31人中10人が陽性と分かった。うち3人が日本国籍だった。10人は海上保安庁の船で指定病院に向かった。陰性の人や症状のない人については、船内に14日間滞留することになった。
キャスターの伊藤利尋がクルーズ船に横付けしている保安庁の船の映像を示しながら、「加藤大臣によりますと、ストレッチャーで運ぶような方はいないということで、歩けないような体調の悪い方はいないようですね。「31人中10人とは、多いなという感じもありますが」と伝える。
司会の小倉智昭「最初に、症状の悪い方から調べたかもしれませんね」
陰性でも陽転する感染者
伊藤「他の人たちの帰宅はない、ということでしょうか」
感染症、海外渡航者の健康管理などが専門の医師、水野泰孝さんは「そうですね。最初は陰性になっても、後で陽性になる人もいます。いつ悪くなるか、読めないところがありますので、陰性者の扱いは慎重にする必要があります」
山田秀雄(弁護士)「高齢の方が多いようですが、他の疾病もあり、このストレスで発病する人も出るかもしれませんね」
小倉「きのうまでは船の滞在費は旅費に含まれていたでしょうが、きょうからは日本政府が負担することになるのでしょうね」
各テレビ局も連日、新型肺炎を取り上げているが、小倉はこう述べた。「そろそろ、われわれの報道もどうするのか、考える時期になりましたね」
デーブ・スペクター(放送プロデューサー)「未知数が多すぎて、どこまで長引くか、まったく読めていません」