武漢帰国者を受け入れた名もなき人々の勇気が素晴らしい! 新型ウイルスは「恐れてもいなかったし、ナメてもいなかった」

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   中国武漢からの帰国者を助けるために立ち上がった日本の民間企業に称賛の声が上がっている。現場の人たちは、見えないウイルスに不安はなかったのだろうか。

   相部屋解消のため、千葉県内の「勝浦ホテル三日月」から府中の警察大学校へ帰国者2人を送迎した「東北都市交通」のドライバー斎藤薫さん(60)。使命感はあったのか聞くと、「特別な感情は何もなかった。日々の仕事と一緒です。インフルエンザが蔓延する時季なので中国人だとか日本人だとか関係なく消毒掃除をまめにしていたので、そんなに恐れてもいなかったし、ナメてもいなかった」と冷静なコメントが返ってきた。

「ビジネスとしては絶対に損をするのに」

   急な政府からの要請に答えた同社の庄司等所長は「せっかくの仕事なのでやらせていただこうという気持ちでした。災害や緊急事態でも、対応できるのであればできる限り対応したい」と話した。

   一度に191人を受け入れた「勝浦ホテル三日月」グループの企画室長、高橋司さんは「さまざまな困難があることも予想されましたが、日本国内で誰かがやらなければいけない救出支援であることを認知しました」と話す。予約客を「鴨川スパホテル三日月」にふりかえ、2週間泊まり続けられる熟練スタッフのシフトを調整し乗り越えた。不安を訴えるスタッフには、小髙芳宗社長が「みなさんが大変な時に助けなければ意味がない。なんのためのホテルだ」と鼓舞したという。

   2ちゃんねる開設者で実業家の西村博之氏は「ビジネスとしては金銭的には絶対に損をします。感染者がいたとなれば、キャンセルやホテルの変更をする人も出てくる。政府の要請を断っても世の中には出ないのに、受け入れたのはすごい。そこはみんなで称賛すべきです」と話す。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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