「女優復帰については考えておりません」
麻薬取締法違反(所持)に問われた沢尻エリカ被告(33)が先週金曜日の1月31日(2020年)の初公判で、こう述べた。起訴内容について、「間違いありません」と認め、職業を聞かれると、「無職です」と答えた。
「真面目に更生して、また女優をやってほしい」
街で聞くと、「(女優に)復帰したいといつかは思うでしょうから、真面目に更生して、また女優をやってくれればいいと思います」(女性)、「ちゃんと罰を受けてほしい。(復帰しないと言ったことは)潔いと思います」(男性)といった声だ。
育ての親といわれる映画監督の井筒和幸さんも、「きっぱりとした、潔い子だから、そう思ったんですよ」と話す。
山田秀雄(弁護士)は、「素直に罪を認めている。これは、執行猶予を短くするための戦略と、本人の本当の気持ちの両方があるのではないか」とみる。
法科学研究センター所長の雨宮正欣さんは「お守りの中に薬物を入れていたことが明らかになったが、見つからなければ続けるという気持ちがあったのではないか。依存度が高いのではないか」と指摘する。
検察側は懲役1年6月を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めている。判決は6日(2020年2月)に行われる。
司会の小倉智昭「判決は割合早かったですね」
判決について山田は「執行猶予付き有罪になって、問題は情状面がどれぐらい酌量されるか。今後は執行期間中にまた再犯を起こさないようにして社会復帰することが一番重要なポイントですね」と語る。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト