新型コロナウイルスの飛沫感染は、どう広がるのか。「スッキリ」は専門家立ち会いのもと、2人が同じ部屋で過ごすケースを検査した。
感染者役がブラックライトに反応する液体を口にふくんで、もう1人との距離は60センチという想定だ。感染者役が手で口をふさぎ、ゴホンゴホンとせきを10分間で10回すると、周り15センチの範囲でブラックライトをあてた物がひかり、唾液が飛んだことが分かった。カップやリモコンにもついていた。
会話だけでも唾液がテーブルに付着する
せきをせずに10分間会話した場合、唾液はテーブルなどに付着していた。これに触ると感染の恐れが出てくる。東京歯科大の寺嶋毅教授は「マスクや手洗いといった基本的なことが必要です」と強調した。
「ウイルスは何時間もつものか」という司会・加藤浩次の疑問に、寺嶋教授は「おそらく数時間。平均3から4時間、長くても半日ぐらいですか」と答えた。
小澤征悦(俳優)「水分をとると、ウイルスを胃酸で殺せると聞いて、僕は20分おきに水やお茶を飲んでいます」
寺嶋教授「いいことだと思います。のどが乾燥するとウイルスがつきやすい」
感染は2日(2020年2月)中国本土を中心に26の国と地域に広がり、感染者は1万6000人を超えた。「一方で、国立感染症研究所は先週金曜(1月31日)、ウイルスに分離に成功したと発表しました」(水卜麻美アナ)
寺嶋教授によると、ワクチン開発までは「数年規模でかかる」という。治療薬は他の病気の薬が有効なら3カ月以内の可能性もあり、感染の有無を調べる簡易検査キットの開発も「早くて3カ月以内」という。