割り勘を導入したがん保険が、28日(2020年1月)に発売された。がんと診断されると1人につき一時金80万円が支払われ、それを加入者全員でわりかんで事後払いする仕組みだ。
がん保険は加入者が定額の保険料を支払い、がんと診断されると一時金が出る商品だが、「わりかん保険」は毎月の保険料が決まっていない。保険料は「20~39歳は500円、40~54歳は990円、55~74歳は3190円」と年齢別に上限があり、がんと診断された人が多いと、保険会社が不足分を負担する。この保険を作ったベンチャー企業「justinCase」の畑加寿也・代表取締役は「保険料がゼロのこともあります」と説明する。
ただし、通常のがん保険についている入院給付金や、抗がん剤など高額医療費の給付金はない。全国ファイナンシャルプランナー相談協会の平野雅章・代表理事は、「消費者は自分にあった保険を見極める必要があります」と話している。
中国「アリババ」では1年間で1億人加入
森圭介アナ「中国では、(ネット通販の)アリババ傘下のグループが似たような取り組みをしており、1年間で1億人が加入したそうです」
司会の加藤浩次「おもしろいですね。みんなでお金を集めて必要な人に渡すという沖縄の模合のシステムに似ています」
モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「高額医療費に今後人々がどれぐらい頼ることになるのか。それによってこのモデルがうまくいくか試されると思います」
坂口孝則(経営コンサルタント)「通常、保険というのは自分が払った保険料がどのように使われているのかまったくわからないのですが、透明性がありますね