きょう28日(2019年1月)の「クイズとくもり」コーナーは「つまようじ」を取り上げた。
キッチンの片隅に眠る地味な存在と思われがちだが、実はいろいろと便利な使い方がある。
「レタスをおいしく食べ続けるためのひと工夫」につまようじが使えると教えたのは、料理研究家の松田美智子さんだ。芯の部分につまようじを数本刺しておくと、1週間くらいは鮮度が保たれるという。
白菜やキャベツにも応用可能
あさイチでは、つまようじを刺したレタスと刺していないレタスを冷蔵庫で1週間保存し、保存前と保存後の重さを比較した。つまようじありのレタスは重さが11%減っていたのに対し、つまようじなしは16%減。それだけレタスの中の水分が失われたということだ。
なぜつまようじを刺すと鮮度が保たれるのか。
東京大学農学部の牧野義雄准教授「レタスは芯の部分に生長点があり、細胞分裂のためにたくさんエネルギーを使っています」
レタスを収穫した後も、生長点は細胞分裂を続け、レタスを大きくしようとする。その際、葉に含まれている水分が使われるので、みずみずしさが失われてしまう。つまようじを芯に刺すことで生長点が破壊され、レタスは生長しづらくなり、葉に含まれる水分も使われにくく、鮮度が保たれるというわけだ。
副島淳リポーター「牧野さんによると、生長点は芯の中に点在しているということなので、つまようじを三角形に3本、3分の2くらい奥まで刺すと、生長点に届くということです」
近江友里恵キャスター「レタスと同じ結球野菜の白菜やキャベツも芯に生長点があり、つまようじを刺せば鮮度が保たれますが、奥深くに生長点があるので、レタスよりももっと奥までつまようじを刺してください。つまようじだと大変な場合は竹串を使ってみるのもいいということです」