けさ(2020年1月28日)の関東地方は雪や冷たい雨が降った。「例年なら列島を覆っているはずの寒気が小さく、南方にあった暖気が北上、その間に低気圧が発生したためです」と天達武史気象予報士が解説する。
この低気圧が停滞したことで、関東にきのう27日あたりから寒気が流れ込んで雪や雨を降らせたという。東の海上には温かい空気があるので、関東でも東側は雨、西側は雪と、くっきり分かれた。「0・5度から1度ぐらいの温度差で微妙に変わりました。これから平野部は大雨、山間部は雪崩に警戒が必要です」(天達)
西日本各地に強風、豪雨、雪、雷、ヒョウ
一方、西日本は大荒れだ。大分県佐伯市ではきのう午後7時25分までの1時間に117・5ミリと1月の1時間降雨量の国内記録を更新。徳島県や高知県の一部でも大雨、愛媛県宇和島市では強風、八幡浜市では雷、広島県福山市ではヒョウと、広い範囲でゲリラ豪雨の様相だった。
キャスターの伊藤利尋アナ「不気味な感じ。1月なのに台風のようという声も聞かれました」
天達「記録的暖冬が作り出した雨と雪です」
山田秀雄(弁護士)「地球全体の気候がかわってきた感じがします」
低気圧は東へ向かい、あすにかけては東北でも沿岸部は激しい雨、内陸部は大雨や湿った雪に警戒が必要という。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト