非常に強い二次感染例を引き起こす患者の出現も時間の問題か
そんな中、フィリピン当局は強硬策を実施。中国人観光客に人気のボラカイ島から武漢からの観光客464人の送還を決定したのだ。
また、気になる症例も出てきた。つい最近までは、このウイルスにより亡くなったのは高齢者で持病がある人だったが、湖北省衛生当局によると、23日には持病も合併症もない36歳男性が亡くなった。尾身さんは「ウイルスが変異している可能性もある。ヒトからヒトに感染し、増殖する中でどんどん変異して、感染力、有毒性も変わっていく」と話す。結果、非常に強い二次感染例を引き起こす「スーパースプレッダー」と呼ばれる患者が出てくることが懸念されるという。
石原良純(気象予報士、タレント)「この戦いはどのくらい続くのですか?」
尾身さん「SARS(サーズ・重症急性呼吸器症候群)の時は中国が本腰を入れてか制圧まで2~3か月かかりました。今回はSARSより感染がコントロールしにくい。どんなに早くても数か月かかります」
ピノコ
文
ピノコ| 似顔絵 池田マコト