痴漢を記録するアプリでわかった被害多発エリア、手口、風体・・・もう泣き寝入りはしない!

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コンビニ痴漢の被害も増加中

   痴漢の現場は電車や駅周辺ばかりではない。コンビニでの被害が全国に広がっていた。「すれ違いざまにお尻を触られた」というのが多い。小宮教授が一因にあげるのは、コンビニの明るさだ。「加害者は女性の容姿も逃げ道も確認できる。被害者側にもまさかコンビニでとの油断があります」という。

   自転車に乗った人物による痴漢被害も各地であった。「通り過ぎるときに体を触ってダッシュで逃げて行った」(兵庫県伊丹市)、「後ろから追い抜きざまに触られた」(埼玉県蕨市)など。複数の逃げ道のある場所という点が共通していた。

   アプリを開発したのはITベンチャーの女性2人だ。「痴漢被害をデータにすることで人々の意識を変えたい」「まずは被害実態がどれぐらいかを示さないと、世の中は動かない」という。

   龍谷大学犯罪学研究センターの牧野雅子さんは、「被害者は声をあげることがむずかしく、ハードルが高かった。このアプリなら負担は少ないし、目撃者も書き込めて傍観者にならない仕組みとしても有効です」と評価している。

NHKクローズアップ現代+(2020年1月23日放送「データが浮き彫りに!知られざる痴漢被害の実態」)

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