小泉進次郎環境相が「とる」と宣言した男性の育休だが、実際には、休んだだけでほとんど手伝わない「とるだけ育休」の夫、積極的に家事や育児を行う夫の二極化が進んでいるようだ。
おととい22日(2020年1月)、育児支援のアプリを運営する企業がこんなアンケート結果を発表した。約500人の女性に「育休中の夫が家事・育児に費やす1日当たりの時間」を尋ねたところ、1時間以下が17.7%、1~2時間が14.6%だった。3割以上が「育休をとっても家でダラダラ。結局、家のことは私がやっていた」「協力ではなく、父親として自分事ととらえて動いてほしかった」という有様だったのだ。
「スッキリ」が取材した母親たちも、「1回座っちゃうと、スマホでゲームしたり、動画を見たり。自分の時間が欲しいのもわかるけど、子どもともうちょっと向き合ってほしかった」「育休とるなら、育児にあてて。遊ぶ時間ではない」と厳しい声が多かった。
長期有給休暇と勘違い知ってるんじゃないか
フルタイムで働く妻の代わりに、1年間の育休取得中という会社員の中西信介さん(32)は、「子どもが起きてから寝るまで12~13時間、育児や家事はほぼすべてやっています」と話す。「(とるだけ育休にならないよう)家事や育児への向き合い方を夫婦で事前に話し合うことが大切ですね。育休をとること自体ではなく、家事や育児、お互いの仕事をどう理解しあえるかが大事だと思います」
犬山紙子(イラストエッセイエスト)「(育児や家事に費やす時間が)1日3時間以下の男性は、私から言わせれば人でなし。子どもを産んだ後の女性の体はボロボロ。目の前に本当に大変な人がいるのに、放っておけるというのは、人でなしです」
司会の加藤浩次「奥さんが『これやって』と指示してくれたら、男もやりやすいのでは。コミュニケーションが大事です」
だからあ、妻のお手伝いではないと言われているのだよ。加藤はこの問題をまったくわかっていなかった。