外食の時に食べ残したものを持ち帰るかどうか。消費者庁のアンケートによると、「持ち帰り」賛成が89・8%とほとんどの人が持ち帰る方がいいと考えているのだが、実際にこの1年間に持ち帰ったことがあるのは18・7%だった。東京・赤坂の中華料理店の店員は「容器も箸もつけますといっても、ほとんどの人は持ち帰らないですね」と話す。
なぜ持ち帰らないのか。街で聞いてみると、「衛生的にダメと言われそう」「持ち帰っても食べないから」というのが多い。「もったいないから持ち帰る」という主婦もいたが、やはり少数派だ。
「デニーズ」「ワタミ」は持ち帰り大歓迎
日本の1年間の食品ロスは643万トンで、このうち2割が外食産業の食べ残しだという。「食品ロスの削減の推進に関する法律」では、国や自治体、事業者に食品ロスを減らす努力義務を課している。ファミリーレストラン「デニーズ」は去年4月(2019年)から食べ残し持ち帰りOKにしている。容器などは店側が用意するが、詰めるのは客側で、「自己責任」であることを確認する。
居酒屋チェーン「ワタミ」は去年11月から、客が食べ残していると、「お包みしましょうか」と聞くことにした。生野菜や刺身はすすめないが、火が通っているものなら持ち帰りを推奨している。
中村健太(画家)「僕は持ち帰り派ですが、持ち帰らせてくれない店も多いんですよ」
店側も「美味しいと思ってくれたから持ち帰るんだ」と考え方を切り替える必要がありそうだ。
司会の国山ハセン「ぼくは持ち帰らない派です。食べ残さないから」
キャスターの立川志らく「そういう議論じゃないでしょ」
カズキ