カナダで大雪が続いている。東のニューファンドランド・ラブラドール州は非常事態を宣言した。住民が17日(2020年1月)から18日にかけてよせたSNSには、一晩で雪が外出できないほど積もる映像が。セントジョンズ空港は1日で76・2センチと1942年以来観測史上最大の積雪を記録した。
一方、インド北部も大雪で、各地で雪崩が起き、パキスタンやアフガニスタンもふくめ160人以上の死者が出た。オーストラリアは、西部が多雨、東部が少雨の状態。南東部のサウスウェールズ州ではおととい19日、干ばつの影響とみられる巨大砂嵐に襲われた。キャンベラではきのう20日、ゴルフボール大のヒョウが降った。
「雪なしの白川郷ライトアップ、これでは夏に来るのと同じ」
日本は暖冬。白銀に映える合掌集落の雪景色が人気の岐阜県・白川郷は「雪が全くなく、降りそうもありません」(阿部悦子リポーター)という状態。毎冬名物のライトアップイベントも、この冬は2回、雪なしで行われた。SNSに「まるで魂がないようで残念」と投稿した外国人観光客もいた。毎年来ているという日本人女性も「これでは夏でもいっしょです」とあきれ気味だ。
気象予報士の天達武史は「北半球ではとくに日本周辺に温かい空気が強い。日本やロシアに来ない寒気がカナダにどっと流れ込んでいます」と、極端な温暖化現象を指摘する。それが南半球まで影響しているらしい。「札幌では積雪がやっと38センチ。その雪も続きそうにない。反対に、関東では26日の日曜から翌月曜にかけて雪の可能性があり、暖冬ばかりではない面もあります」という。
司会の小倉智昭「そうだよなあ。先週も都心より千葉の方が雪は多く降ったものなあ」