ヘンリー王子離脱騒動でわかった、英王室って意外に芸能事務所と構造が似ている!?

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   インスタグラムで「王室の主要メンバーから退き、イギリスと北米の間でバランスをとりながら暮らしたい」と宣言していたヘンリー王子に対し、英王室は19日(2020年1月)、王子が今春以降、王室メンバーとしての称号を返上し、一切の公務から退くと発表した。

   ヘンリー王子は20日、「このような結末に至ったことは悲しいことです。公的資金なしで女王、英連邦、軍に奉仕する望みはかないませんでした」と無念さを語った。

女王は王子夫妻の調子のいい生活スタイルに鉄槌を下した

   現地メディアは、サンが「エリザベス女王は鉄の拳を振り下ろした」、デイリー・テレグラフが「ヘンリー王子とメーガン妃を追放」と報じている。英王室に詳しい多賀幹子さんは「女王は苦渋の決断だったのでは」とコメントする。一方、英王室ジャーナリストの村上あいさんは「『ひどいではないか。意地悪な決断を王室が下した』という論調も見受けられるようになった」と語る。

   ヘンリー王子は1997年に母親ダイアナ妃をパパラッチに追われた事故で亡くしている。多賀さんは「ヘンリー王子は妻のメーガン妃も同じ状況になるのではないかと心配したと思う。しかし、女王はイギリスと北米を行き来するような調子のいいライフスタイルを認めなかった」と語る。

   ヘンリー王子は公金を受け取らないことに同意するとともに、夫妻の新居の改修費用も返金する考えだというが、王位継承権やサセックス公爵の爵位などは残される。離脱後の収入は企業のアンバサダー契約やブランドビジネスなど年収100億円以上と見込まれている。

   司会の加藤浩次「SNSをみると、王室離脱ではなく新しい形を作りたかったように思える」

   ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「発表は突然だったが、ヘンリー王子はロイヤルファミリーの中での働き方について、数年前からずっと相談していた。問題はお金をどうやって稼ぐか。広告活動やSNSは王室の権威を落とすことがあるかもしれない。1年後にもう一度会議を行うということなので、敗者復活の可能性もある」

   前田裕二(実業家)「ヘンリー王子はインスタグラムで1000万人のフォロワーがいるが、これが個人の力かというと切り分けが難しい。王室の影響力が可視化された結果だと考えると、芸能事務所とタレントの関係に似ている」

   ロバート・キャンベル「『サセックスロイヤル』が商標登録されているが、今後はロイヤルを外さなければいけなくなるかもしれない。芸能事務所とイギリス王室は、構造的には遠くない」

   加藤浩次「1年後にどうなるでしょうか」

文・みっちゃん

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