同一人物の仕業か!正月の高級温泉旅館でドタキャン連発、被害総額は7軒で250万円

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   今年(2020年)1月、栃木の温泉旅館で団体客の無断キャンセルによる被害が相次いだ。

   昨年(2019年)8月、男性6名女性4名で一番良い部屋を取りたいという電話が入った塩原温泉の湯守田中屋では、1月2日の一泊二日、テラスに源泉掛け流し露天風呂がついた部屋2部屋を総額36万4500円で予約を受け付けた。

いずれの手口も携帯はつながらず、郵送も転居先不明

   12月に入り、田中屋は予約確認の電話をかけた。しかし「おかけになった電話番号は現在使われておりません」と不通。郵送での確認も行ったが、これも転居先不明で返送されてきた。しかし「他の方を受け入れるのはリスクがありすぎる。もし来た場合はトラブルになる」(湯守田中屋、田中三郎社長)と他の客を受け付けなかった。結局当日になっても連絡は取れず、部屋は空室のままだった。

   しかし、話はこれだけで終わらなかった。田中社長は「同じようなことを聞いたよ」と知人から衝撃の話を聞かされる。こちらは1月3日の予約だったが、名前、電話番号、住所がすべて同じで、パンフレット郵送というちょっと珍しい依頼も共通していた。調べてみると1月2日、3日に日光鬼怒川や那須高原など栃木県北部の温泉旅館7軒で総額250万円の無断キャンセルが起きていた。いずれも同一人物の仕業とみられる。

   さらに、被害にあった旅館の近くで、実際に宿泊が行われたホテルがあったことも判明した。

   湯守田中屋では、近日中に警察に被害届を提出、損害賠償を求める裁判も検討中だという。

   近藤春菜(お笑いタレント)「予約という責任を軽く見すぎ。海外のホテルはクレジットカードの登録などをしている」

   大竹真リポーター「旅館の方は『本来であればやりたくないが、今後、繁忙期は予約金の振込やカード決済を考えなければいけない』とさびしそうに話している」

   須藤理彩(女優)「飲食店で予約したとき『キャンセルが多いので、電話をかけていいですか』と言われた。失礼のないようお店も工夫している」

   司会の加藤浩次「悪意というより、繁忙期にバーッと予約を入れて、キャンセルは放っておけといった感じに見える」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「いいえ、悪意はある。連絡がとれないというのがどう考えても不自然。居酒屋であちこち予約して、うっかりキャンセル忘れするのとはわけが違う」

   文・みっちゃん

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