昨年(2019年)、暴言騒動をきっかけに辞職し、その後再選された兵庫県明石市の泉房穂市長が、再び暴言を吐いたとして、きのう15日(2020年1月)に会見して謝罪した。泉市長は暴言騒動後に「アンガーマネジメント」と呼ばれる怒りをコントロールする講習を受けていたが、効果はなかったようだ。
2001年の花火大会で、将棋倒しになった市民ら11人が死亡した事故以来、明石市は花火大会を中止しているが、泉市長は地域の新年会で石井宏法・明石市議から再開を迫られ、「軽々に再開するといえるテーマではないとカチンときて、先走って口がポーンと『(議員を)辞めてまえ』と言った認識がある。やばいと思ったので、本人に『ごめん』『撤回する』と謝罪した」と泉市長は話している。
反省の弁「カチンときたときはトイレに行くようにしてたんだが」
会見で泉市長は、「(昨年の暴言騒動後)アンガーマネジメントを受講したり、本を読んだりし続けています」と明らかにした。アンガーマネジメントは「怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング」で、怒りを感じた時の対処法として「6秒数える」「心の中で心が落ち着く言葉を唱える」「その場を離れてクールダウンする」「口角を上げる」「手のツボを押す」などの行動を推奨している。
泉市長は「私自身は、イラっときたらトイレに行くということを心がけてやってきました。(石井市議に対して)カチンと来た時に『次の会場に行く』と言ってしまえばよかった」と反省していた。
司会の加藤浩次「『辞めてまえ』というようなことが暴言だという意識が薄いんでしょうね。『辞めてまえ』が暴言なのかどうかは、微妙なところだと思いますが」
坂口孝則(経営コンサルタント)「アンガーマネジメントとともに、言い方も勉強しないといけませんね」