「やまゆり園」45人殺傷の植松聖から「グッとラック!」に支離滅裂の手紙「笑顔がなかったから殺した」

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   3年前、神奈川・相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で45人を殺傷した植松聖被告(29)の初公判が、8日(2020年1月)に横浜地方裁判所で開かれた。26席の傍聴券を求め、地裁前には1944人が行列した。

   公判廷で植松は謝罪の言葉を述べた直後、口の中に両手の指を入れ、顔をかきむしるような仕草をして暴れ出した。このため休廷となり、1時間半後に被告人不在のまま再開された。

裁判の争点は責任能力があるかないか

   昨年末(2019年)、「グッとラック!」に植松から手紙が届いていた。「犯行に及んだ経緯」「裁判や報道で被害者を匿名にすることについて」「人の命について」「自身に適切な量刑について」を書面で質問した返信だ。整った文字と丁寧な言葉づかいだが、事件のきっかけともいえる幼少時に重度障害者の施設を訪れた体験、命に対する歪んだ考えが一方的に書かれていた。殺害も「笑顔がなかったから(死んでもいい)」と、ためらわずに行っていた。

   司会の立川志らく「めちゃくちゃですね。人間の心がない」

   画家の中島健太も「言葉遣いは丁寧だが、支離滅裂ですね」

   医療ジャーナリストの森まどかは「障害があるにしても、ないにしても、人の命を他人が左右することは許されません。怒りしかありません」

   弁護士の山岸久朗が「責任能力があったかどうかに裁判の焦点は絞られる」と指摘すると、キャスターの立川志らくは「これだけの手紙を書いている人。これも責任能力がある大きな証拠になる」と言い、中島健太は「この手紙の支離滅裂さは、心証づくりをしているのではないかとうがった見方をしてしまう」と話した。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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