ゴーン釈明会見の一人芝居!日本非難して肝心なことは隠す空っぽパフォーマンス

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   逃亡犯カルロス・ゴーン被告の会見は、釈明というより一人芝居だった。約2時間半の独演会で、日本の司法制度を非難し、容疑を否定し、「無実を証明できる」としたが、脱出の経緯は明かさなかった。

   会見には、自分にとって都合のいいメディアだけを招待して、日本からはテレビ東京、朝日新聞、小学館の3社だけだった。「この日が来るのを400日間、楽しみにしていた」とのべ、日本を脱出したのは、日本の司法制度を逃れ、自由に発言するため」だったとした。

   2018年11月の逮捕以来、「人間として扱われなかった。半分動物の感じだった」「1日に8時間、弁護士の立ち合いもなく取り調べ、人権と尊厳を踏みにじられた」と検察官を非難。「事件は日産と検察が私を失脚させるために仕組んだもの」として、日産の西川社長(当時)ら経営陣6人の名前をあげ、「全ての罪状は無罪です。証明もできる」と語った。

   日本政府も関係しているとしていたが、「レバノン政府との関係があるから」と、具体的な名前は挙げなかった。脱出方法についても、「お答えできない。経緯についてはお話ししない」と答えなかった。出入国管理法違反で訴追される可能性があるからだろう。

ニューヨークタイムズも「新製品売り込みにCEOのよう」

   森雅子法相は「逃亡して刑事裁判を逃れたことは、どの国でも許されない。さらに誤った事実をことさらに喧伝することも看過できない。不服申し立ての制度はある」と批判した。日産関係者は「多額の不正があったことは事実。会見は恥の上塗り。不正は彼自身の話だ」と冷ややかだ。

   ニューヨークタイムズは「まるで新商品を売り込むCEOのようだった」と皮肉った。玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)は「政府関係者の名前も出さなかったし」という。高木美保(タレント)も「あくまでゴーンさんの言い分。大変な脱出をした割には、話のレベルは高くなくてがっかり」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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