トランプVSイラン「戦争したくない」と言いながら暗殺指令やミサイル攻撃・・・引くに引けなくなる心配

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   イラクの米軍基地がイランにミサイル攻撃されたことを受け、アメリカのトランプ大統領は「今後はイランに強力な経済制裁を行う。軍事力は使いたくない」などと演説した。イランのザリフ外相は「事態の深刻化や戦争は望んでいない」との意向を示しており、双方とも振り上げた拳をどう下ろすか腐心しているようだ。

   アメリカの政治外交が専門の前嶋和弘・上智大教授は「トランプ大統領が『これから攻撃する』と言わなかった。要するに、戦争を避けたというのが一番のポイントです」と指摘する。しかし、中東問題に詳しい「現代イスラム研究センター」の宮田律・理事長は「イランの政治において最高権限を持っているのはハメネイ師。彼の発言は重要です」という。そのハメネイ師は「軍事行動は不十分だ」と煽っている。

煽られたテロ集団が暴走する恐れ

   モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「ハメネイ師は国民感情に火をつけてしまった以上、より強硬な手段に出るしかないんでしょうね。選択肢は狭いと思います。イランとアメリカの双方が『ここまではやるけど、これ以上はやらない』と出来レース的にパフォーマンスをしているとしても、偶発的なことによって引くに引けない状態になる可能性もあります」

   坂口孝則(経営コンサルタント)「あおられた他の勢力がテロなどを起こすと、第2のベトナムになる可能性があります」

   司会の加藤浩次「トランプ大統領は攻撃しないと言っていますが、緊張状態は続いているということですね」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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