ゴーン被告は逃亡劇を映画にするつもりだった!? ハリウッドプロデューサーに相談か

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   2019年12月29日、保釈中だった日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡したが、逃亡経緯が次第に明らかになってきた。ゴーン被告はレバノン・ベイルートで「私は今、レバノンにいる。私は正義から逃げたわけではない。不公正と政治的迫害から逃れたのだ」と声明を出した。ベイルートで撮影されたという写真には、ワイングラスの並ぶテーブルで、妻のキャロルさんとくつろぐゴーン被告の姿が写っている。

番組スタッフが実験、楽器の箱に隠れられる!

   ゴーン被告の保釈には妻のキャロルさんとの接触禁止、自宅玄関に監視カメラ、パソコンや携帯電話の使用制限など厳しい条件がつけられていた。日産自動車も警備会社に依頼し、ゴーン被告の周辺を24時間監視していた。しかし、ゴーン被告は刑事告訴の方針を表明し、日産自動車は監視を中止した。

   次の関門は空港での出国審査だが、ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)は、「ゴーン被告は音響機器用の黒い箱に隠れて出国した。箱の底には呼吸できるよう穴があけられていた」と報じている。

   番組スタッフが実際に試したところ、コントラバスなどを運搬する大型の箱では立ったまま楽々に、バイオリンなどの運搬ケースでも、伏せた状態で隠れることができる。

   ゴーン被告は関西国際空港からプライベートジェットで出国したとみられているが、元入国警備官の久保一郎さんは「テロやハイジャックの危険性が少ないプライベートジェットの荷物検査は甘く、すべての荷物についてX線検査は行わない」と指摘する。

   WSJは、逃亡劇を妻のキャロルさんが主導したと報じているが、ゴーン被告は「私が手配した」と報道を否定。外部の協力者については、民間セキュリティ会社が協力したと報じるロイター通信、元米陸軍特殊部隊が同行したと報じるWSJと様々な情報が飛び交っている。航空会社関係者は「協力しなければ家族に被害が及ぶと脅された。ゴーン被告とは知らなかった」と証言している。

   ゴーン被告はこの後どうするのか。

   2019年7月、ゴーン被告に会った米国人ジャーナリスト、ジェイク・エーデルスタインさんは「ゴーン被告は、記者会見しようとすると再逮捕をする日本の司法制度の問題点を訴えたい。潔白を訴える場面として、ドキュメンタリー映画を計画している。ハリウッドのプロデューサーに相談している」と語る。

   明後日8日にはレバノン・ベイルートで記者会見も予定されている。

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「レバノン政府、外務省が協力していると指摘されている。そうでなければなかなかできない。保釈のありかたも問題。保釈条件を守っているか弁護側が監視する義務がある」

   司会の加藤浩次「プライベートジェットの荷物検査が甘いということをわかっていてコーディネートした人がいるのでは」

   橋本五郎「箱に入って見つけられたら、こんなにみっともない話はない。100%の確信を持ってやったのだろう」

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