<グランメゾン東京>(TBS系)
キムタク嫌いも見てしまった巧妙ドラマ――取り巻く鈴木京香、沢村一樹ら『準主役』が素敵

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   ファンもアンチも、なんだかんだいって結局見ちゃうのがキムタクドラマで、それだけ関心を持たれているということである。木村拓哉演じる尾花夏樹はあいかわらずカッコイイ。台詞回しも仕草もキムタク臭プンプンだが、それも含めて楽しむドラマなのだろう。たしかにキムタクは主演だが、彼を支えるほかの俳優たちにもそれぞれ光が当たっていて、キムタク嫌いでも楽しめる。

   いまさらストーリーを言うのもなんだが、パリのフレンチレストランで活躍していたカリスマシェフが、ある事件から店も名誉もすべて失う。どん底に落ちた男が女性シェフ早見倫子(鈴木京香)と出会い、三ツ星レストランを作り上げていくお話である。

果たして三ツ星を獲得できるのか

   尾花は料理の才能は抜群だが、人格は最低。事件以降、彼が失踪したせいで店は潰れ、働いていた仲間もバラバラになった。裏切り者の誹りを受けていた尾花が、かつての仲間を訪ね、彼の本気を見せることで、ひとり、またひとりと仲間が増えていく。

   最初に仲間になった京野陸太朗(沢村一樹)などは、初回であっという間に味方になったので、あまりにもあっけなかったが、今の時代、そこでもたもたしていたら視聴者を逃してしまうという判断か。おかげでテンポもよく、見やすい。

   パリで一緒に働いていた相沢(及川光博)も仲間に加わり、さらには、事件を起こした張本人の平古祥平(玉森裕太)も加わり、最高のチームが出来た。そして、いよいよ29日(2019年12月)の最終回へとつながる。果たして「グランメゾン東京」は三ツ星を獲得することができるのか。

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