相撲協会よ、どれだけ非常識なんだ! インフル感染の貴源治に冬巡業で取組させるとは

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   12月1日(2019年)から15日にかけ、九州・沖縄で行われた大相撲冬巡業でありえない事態が起きた。11日の佐賀市の巡業で、体調不良を訴えた人気力士の十両貴源治(22・千賀ノ浦部屋)がインフルエンザA型と診断されたにもかかわらず、協会関係者の指示で午後の取組みに参加させられたのだ。

「欠場力士が多かったので人気力士を出したかった?」

   池袋大谷クリニックの大谷義夫医師によると、インフルエンザは発症して5日、解熱後2日は人混みや会社などに行かないようにすべきだという。対戦力士やファンとの距離が近く、移動や宿泊、食事を共にし、力士同士が一緒に過ごす時間が多い大相撲巡業に感染力士が参加するなど言語道断で、インフルエンザに関する認識が甘すぎると警告する。

   23日に開かれた相撲協会理事会・年寄総会では今回の問題が取り上げられ、今後は土俵に上げず隔離するなどの対策を取ることが決まった。

   相撲協会は参加させた理由を「取組みの寸前だったので対策が取れなかった、落ち度があった」と説明するが、相撲ジャーナリストの大見信昭さんは「今年の冬巡業はケガやインフルエンザで欠場力士が多く、人気力士の貴源治を欠場させたくない思惑があったのではないか」と語る。

   近藤春菜(お笑いタレント)「これだけインフルエンザが騒がれているのに考えられない。軽く見過ぎ」

   司会の加藤浩次「いまだに『精神力で乗り切れ』的な感覚があるのかな。休めない我々の業界でも、インフルだったらすぐ家に帰る、病院に行くことが決まっている」

   ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「相撲はファンや競技相手との接触が濃厚なスポーツ。力水は桶も柄杓も結びまで使い切るが、(感染力士を土俵に上げると)力じゃなくてウイルスをつけることになる」

文・みっちゃん

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