悪性リンパ腫であることを公表した笠井信輔アナ(フリー)はけさ19日(2019年12月)、キャスターを担当していた古巣のフジテレビ系朝のワイドショー「とくダネ!」で生報告した。
番組冒頭に登場した笠井は、「めちゃめちゃ働いて、これから結構いい感じでいけるぞという時にガーンと来ましたからね。焦りましたわ~」と話し始めた。病名は「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」で、90種類のある悪性リンパ腫の一つ。「がんが全身に散らばっているらしいんで、今はいろんなところが痛い。鎮痛剤で抑えていいます」という状態で、今後さらに子細に調べ、治療法を確定する。
「医師からは、(進行度合いは)中程度のスピードで、アグレッシブなタイプと診断され、『ちょっと強い抗がん剤治療が必要』と言われました。一般的な生存率は6割だが、若いので生存率は7割ぐらい、『頑張っていきましょう』と言われています」
「ワイドショーのアナウンサーとして病名・病状を隠すことは許されない」
昨年暮れに膀胱がんの手術を受けた司会の小倉智昭は「病名を指摘された時どう感じた?」
笠井「なんで俺が? そればっかりでしたね。青天の霹靂を超える衝撃がありました」
病名、病状を公表したことについては、「ワイドショーのアナウンサーとして32年間生きてきて、病魔と闘う有名人のプライバシーも紹介してきました。巡り巡って自分がそうなって、『そっとしておいてください』なんて言うのは、まったくもってお門違い。みなさんにいろんなものを見てもらう必要がある。自分の義務です」と覚悟を述べた。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト