白血病の治療中だった競泳女子の池江璃花子選手(19)は、きのう17日(2019年12月)に退院したことをホームページで発表した。直筆のコメントの中で2024年のパリ・オリンピックを目指すと宣言している。
池江は今年2月に急性リンパ性白血病と診断され、化学療法による治療を行っていたが、合併症が起きたため造血幹細胞を移植する治療に切り替えたという。現在は寛解している。
ナビタスクリニック新宿血液内科の濱木珠恵院長はこう解説する。「白血病を抑え込んでいるのを維持できている状態です。かなり順調に治療が進んでいます。合併症がなく進んでいけば、復帰もできると思います」
「病気になったからこそ分かることがたくさんありました」
池江はこうコメントした。このように思いを綴っている。「入院中、抗がん剤治療で吐き気が強い時や倦怠感もありましたが、そんな時は『大丈夫、大丈夫、いつか終わる』と自分を励まし続けました」「オリンピックを目前に控えていた中、突然大好きなプールを離れ、失ったものが多いのではと思った方もいらっしゃると思いますが、私は病気になったからこそ分かること、考えさせられること、学んだことが本当にたくさんありました」
今後は、医師と相談しながら、水中トレーニングが可能になるまでは基礎体力をつけるため陸上トレーニングをしていくといい、「2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」と語っている。