<三国志>
漢王朝最後の皇帝・献帝は双子だった――。あの「三国志」に大胆な設定を加え、新たな物語が誕生した!

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   400年間続いた漢王朝最後の皇帝・献帝には双子の弟がいた!――今なお世界中の歴史ファンを魅了する「三国志」をモチーフに、中国の人気作家・馬伯庸が書き上げたベストセラー小説「三国機密」を映像化した長編ドラマ。奇抜なアイデアと緻密な考証によって「最高にスリリングでミステリアスな歴史ロマン」と評判となり、中国の動画配信サイト「テンセント・ビデオ」で再生回数30億回を記録した。ストーリーの面白さもさることながら、中国を代表する美男美女たちの演技に思わずうっとりだ。

   2世紀末、後漢14代皇帝である献帝・劉協は、病の床から温県の名門・司馬家に密かに預けられている双子の弟・劉平に「朕に成り代わり漢王朝を再興せよ」との詔を送る。自分が皇帝の弟だと知らずに育った劉平は、わけも分からないまま都に連れて来られた。だが、兄・劉協の最期を看取った劉平は兄の身代わりとなって漢王朝を守ることを決意する。そして、美貌の皇后・伏寿、幼馴染の司馬懿とともに、乱世を終わらせて民を救うため、群雄割拠する武将らとの戦いに足を踏み入れていく。

美貌の皇后伏寿は次第に身代わりの劉平に惹かれていく

   劉平が献帝となったころの漢王朝は、曹操と袁紹という2人の有力武将に牛耳られ、傀儡と化していた。西暦200年、曹操と袁紹は天下の覇権をめぐって有名な「官渡の戦い」に突入する。1万人足らずの曹操軍に対し、袁紹軍は10万人の大軍を擁していた。そのとき袁紹の陣営にいた劉平は、傲慢で狡猾な袁紹の性格を知り、策をめぐらして曹操軍に勝利をもたらした。

   ドラマはこれから物語の後半に入り、ライバルの袁紹を倒して権力を拡大していく曹操と、劉平と伏寿らの命をかけた凄絶な駆け引きが始まる。後に蜀を建国する英雄・劉備が、天下統一を目指す曹操軍を打ち破る三国志のクライマックス「赤壁の戦い」もこれからだ。

   さらに、大きな見どころの1つは、本物の皇帝・劉協の皇后として身代わり皇帝・劉平に宮廷のしきたりや立ち振る舞い、武将らとの接し方を教えてきた伏寿が、次第に劉平に魅かれていく女心の移ろいだ。口うるさい指南役から、妖艶だがか弱い女に変わり、ついには「あなたにとって私は兄嫁でしかないのですか?」と劉平の腕に抱かれていく『秘密の愛』は美しくも悲しい結末を迎える。

   劉平に正統派イケメンスターのマー・ティエンユー(馬天宇)、伏寿にその美貌で歌手としても人気のレジーナ・ワン(万茜)、司馬懿に端正な顔立ちと肉体美を持つエルビス・ハン(韓東君)ほか。

   慌ただしい年末年始。しばし悠久の中国歴史ロマンに浸ってみてはいかがか。(BS12トゥエルビ月~金午後5時放送)

寒山

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