東京オリンピック卓球女子シングルスの2人目の日本代表に、石川佳純が確実になった。中国・鄭州で行われている卓球ワールドツアー・グランドファイナルの初戦で劉詩文(中国)に0-4でストレート負けしたが、平野美宇も王芸迪(中国)に敗れたため、石川に決まった。3大会連続の代表だ。
平野はリオデジャネイロ五輪でも代表から漏れ、サポートメンバーに回った。平野の母親の真理子さんは「美宇は、リオで代表の3人を見て、3人は何が何でも五輪に出るという気持ちが自分より強かったと言ってました。3年間よく頑張ってきたね、お疲れさまと言ってやりたいです。残りの1枠を目指して、あすから練習すると思います」と語った。
平野美宇「ダブルス枠」取れるか
女子卓球の東京五輪枠はあと1つ。ダブルスに出場する選手のための枠だ。つまり、平野にもまだ五輪出場の可能性は残っている。最後の1枠はどのように選ばれるのか。司会の国山ハセンは「ランキング上位2名(すでにシングル代表が内定している伊藤美誠と石川)との相性を考慮して選ばれます。候補として、右利きの伊藤と相性がいい左利きの早田ひなが有力です。正式発表は1月6日(2020年)です」と説明。
キャスターの立川志らく「私は石川佳純応援団なのですが、石川もつらかったと思う。自分が負けて、東京五輪に出場するには、かわいい後輩の負けを期待しなければならなかったんですからね」
社会起業家の山崎大祐「日本は卓球の選手層が厚くなったという証明でもありますね」
文
バルバス| 似顔絵 池田マコト