雅子皇后やっと元気になってきたのに、心配するふりしてまたまた足を引っ張る宮内庁関係者
新天皇が誕生して以来、人気が沸騰していた雅子皇后だが、ここへきて、宮内庁や週刊誌の論調が変わりつつあるようだ。きっかけは、12月9日の雅子皇后の誕生日に発表した「ご感想」という。
6日に記者たちに配られるはずだったこの文書が、2日遅れたのである。週刊新潮によると、宮内庁から「お近くで拝見するとお疲れがたまっていらっしゃるのが窺えます」「御即位1年目のハードスケジュールがたたって一気にご体調が崩れはしまいかと、案じられるところです」と、皇后のことを心配しているように見せかけながら、内心では、それ見たことかという思いが言外に滲み出ている宮内庁関係者のコメントが次々に出て来る。
私は、雅子皇后ご自身で、これだけ長文の、しかも多岐にわたった「ご感想」を書いたのだから、相当な時間がかかったのは無理もないと思うのだが、宮内庁の人間や記者たちは、そうは思わないらしい。
さらに、医師団から「依然としてご快復の途上で、ご体調には波がおありになり、過剰な期待を持たれることは、かえって逆効果になりうる」といった見解が出たことで、新年行事、特にNHKで生中継される「歌会始」は、「慣れない御身にとっては重圧となりかねません」(宮内庁関係者)と、さらにプレッシャーをかけているのだ。
02年12月に、皇太子と2人でニュージーランド・オーストリア訪問のとき以来、雅子皇后は会見に臨まれていないから、17年間も国民に肉声を届けていないではないか。2月の天皇の誕生日や、即位1年目といったタイミングで、雅子皇后が同席する会見があってしかるべきだともいう。
女性セブンには、雅子皇后の実家では、父親の小和田恆が87歳になり、母親・優美子も高齢のため「老老介護」ともいえる状態で、雅子皇后の悩みは尽きないと報じている。
思えば、結婚してすぐに宮内庁は「世継ぎを生め」といい続け、週刊誌などを使って、雅子妃にプレッシャーをかけ続けた。そうしたこともあって、雅子妃は精神的に追い詰められ、「適応障害」になってしまったことは間違いない
。ここはそっと見ていてあげることこそが、雅子皇后のためにも一番いい。宮内庁もメディアも、二度と同じ間違いを犯してはいけない。私はそう考える。(文中敬称略)