東京オリンピック卓球女子シングルスの代表選考の残り1枠の争いは、きょう12日(2019年12月)から中国で始まるワールドツアー・グランドファイナルで決着がつく。3大会連続出場を目指す石川佳純選手(26)か、リオ五輪で代表入りできなかった悔しさをはらしたい平野美宇選手(19)か。
カナダで開かれたノースアメリカンオープン決勝で、石川が平野に勝利したため、現在は石川が平野を135ポイント上回っているが、大接戦だ。今大会で1つでも勝ち上がった方が代表入りとなる。
初戦相手はいずれも手ごわい中国選手
石川の対戦相手は世界ランク3位の劉詩?(中国)で、これまで11回対戦しているが、勝ったことはない。卓球専門サイト「卓球王国」の今野昇編集長は、「相手は攻撃的な選手なので、先に攻めることが必要」と指摘する。石川は「泣いても笑っても最後ですし、自分自身、後悔がないように最後まで頑張りたい」と話している。
平野の相手は世界ランク18位の王芸迪(中国)。対戦成績は0勝1敗だ。今野氏は「スタート直後から積極的に攻めまくることがカギ」と語る。平野は「カナダで(石川に)負けたので思い切ってできるかなと思います」と話していた。
司会の加藤浩次「相手がなかなか厳しいですね。くじの運もあります」
下川美奈(日本テレビ報道局デスク)「2人とも出してほしいなと思ってしまいます。勝負の世界だから仕方ないと思いつつも、むなしさもありますね」
先に試合をするのは石川で、平野の試合はその1時間後に始まる。代表のもう一人は、伊藤美誠(19)がすでに確実にしている。