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紙は売れないがウェブでは急伸中の週刊文春!11月は6億3000万PV

   週刊文春の部数の落ち込みが止まらない。ABCによる2019年1月~6月の販売部数は28万7241部で、前期比91.53%、前年同期比だと85.58%という惨憺たるものだ。さらに酷いのは週刊新潮だ。20万部を切り19万7735部で、前期比で92.45%、前年同期比では何と78.65%である。週刊ポストも19万401部と下げ止まらない。

   週刊現代だけが20万8014部で目減りが一番少ない。他ではフライデーが8万865部、週刊朝日が7万3914部、FLASHが5万1943部、サンデー毎日が3万7971部である。

   スクープを売り物にしている週刊文春、週刊新潮がともに大きく部数を落とし、年金、病院、薬、ヘア・ヌードグラビアが売りの週刊現代が横ばいというのは、週刊誌という媒体の役割が終焉を迎えつつあると思わざるを得ない。

   <『文春オンライン』の11月の純PV(自サイトでのページビュー)が、月間3億495万PV(Google Analytics調べ)を記録し、開設以来初の3億PV超えを達成した。外部配信先での閲覧を加えた総PVは月間6億2703万PV。UU(自サイトでの閲覧者数)は月間3867万UUを記録。純PV・総PV・UUともサイト開設以来最高の数字である>(【文徒】2019年(令和元)12月5日より)

   ネットに注力すればするほど紙の部数が落ちていくというジレンマから、週刊文春は抜け出せるか。注目して見ていきたい。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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