「ベトナム人実習生が首輪をされて、犬のように四つん這いで歩かされている」と投稿動画が炎上したが、「モーニングショー」が登場している2人に話を聞くと、事実は全く違っていた。建築関係で仕事をしている2人は高校時代からの友人で、野球ゲームに負けたら、罰ゲームで犬役をやることになっているのだという。もう1年以上も前からやっていて、2人とも日本人だ。
これがどうして「ベトナム実習生が犬」という話になってしまったのか。実は、撮影したのがベトナム人実習生で、映像をベトナム人の友人に渡し、これが10月末(2019年)にツイートされた。この時に付けた説明は、ベトナム語で「日本人同士でこんなことをやってる。ベトナム人に対してやったらどうなるでしょう」というものだった。
これに日本人が「ベトナム人が犬にされてる」と誤訳した日本語を付けて、拡散してしまったのだ。動画の2人への脅迫はすさまじく、「差別主義者」「殺してやる」と罵られた。2人は誤訳を投稿した人物への訴訟も考えているという。
誤ツイートの張本人は罪に問われる可能性
ITジャーナリストの三上洋さんは、「拡散は善意であっても、発信源や詳細を詰めずにやってしまったんですね。誤ツイートは罪に問われる可能性がありますから、注意しないといけない」と呼び掛ける。
司会の羽鳥慎一「間違った拡散は、起こると思います」
高木美保(タレント)「損害賠償もありえますよね」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「私もやられたことがあります」
羽鳥「自分も間違い情報をリツイートする可能性があると、認識しておいた方がいいということです」