倒産寸前からよみがえった和傘屋と園芸店!窮余の策の新製品が大当たり

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   「グッと急上昇」のコーナーで紹介したのは、京都の和傘屋と大阪の園芸専門店だった。それぞれ、売り上げが185倍、50倍と急上昇しているという。江戸後期に創業した京都市上京区の和傘屋「日吉屋」は、和傘の需要の落ち込みから2004年には年商160万円まで落ち込んだ。借金も3000万円。だが、2006年にある物を販売したところ、大当たりして17年は185倍の年商約3億円になった。

   何が当たったのか。和傘の技術を取り入れたインテリア照明だ。傘のように放射状に広がるデザインや幾何学模様の美しさ、和紙の柔らかい光を生かし、07年にはグッドデザイン賞を受賞した。

   ヒットの理由はもう1つある。和傘の技術を応用しているので、小さく折りたためる点だ。これにより、輸送の負担が大幅に軽減した。折りたためないと2つしか入らない箱に、10個入れられるため、送料は大幅に減った。海外への販売も可能になり、現在は世界15か国に市場が拡大しているという。

何色の花が咲くかわからないチューリップ球根ごちゃまぜ売り

   大阪・和泉市の「国華園」は2015年は3万球だったチューリップ球根の販売が、18年には約50倍の150万球に急伸した。チューリップの球根は、赤い花の球根は赤いネット、黄色い花の球根は黄色いネットに入れられて販売されていたが、ごちゃまぜにしてチューリップ球根ガチャと名付け、「何色が咲くかは来年春のお楽しみ」と売り出したら、人気となった。SNSに「何が出るかわからない闇鍋状態」などの投稿が広がり、これが後押しした。

   司会の国山ハセン「チューリップ球根の植え付けは今です。球根ガチャの価格は100球入りで1980円」

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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