千葉県流山市の小学校で、1年生の男子児童が教師に首を絞められたと訴えたが、学校側が調査をしたのは1年半後だった。「先生が肩から手を離して僕の首にこうやってきて(首を絞められた)。やめて苦しいと言ったら先生は手を離してくれた」「先生は床に向かって(自分の)水筒を持ってバーンと投げました。口をつける部分が壊れて、お茶がバーっとこぼれていた」
教師にこのようにされたと、児童が手振り身振りで母親に説明する動画だ。問題が起きたのは2017年。母親は学校に連絡したが、学校側は担当からは何も報告がなかったようで、びっくりした様子だったという。調べるとも言っていたが、一向に調査する様子はなく、発達障害のような傾向がみられるという発言もあって、医師の診断を受けたがそんなことはないと診断された。
ようやく調査を始まったのは今年2月(2019年)。このときの学校と保護者の話し合いでは、担当教師は「記憶にない」「衝動的にカッとなってやってしまった」などと話し、学校側は水筒を壊したことは認めたが、首を絞めたことは否定した。
学校は「被害男児の人権保護の観点からコメントは一切差し控えたい」
3年生になった児童はいま、「一番望んでいるのは、担当の先生が僕にしてきたことを認めてほしいです。ちゃんと認めて僕に謝ってほしいです」と話している。母親は来週10日(2019年12月)に、学校、市教育委員会の改善や再発防止を求め、市議会に陳情を提出するという。
流山市教育委員会は、「グッとラック!」の取材に、「被害男児の人権保護の観点から、コメントは一切差し控えたい。引き続き保護者とやり取りし、適切な対応を続けていきたい」といっている。
キャスターの立川志らくは「人権がどうのこうの言って、逃げんるんですね。教育者はどうして逃げるんですか、こうやって。これからは児童を救いますと、その一言がなぜ言えないんですか」と終始怒っていた。