なぜ知らない男の家に行くのか?SNSに頼らざるを得ない家出少女の本音に迫る

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   少女を狙った誘拐事件が相次いでいる。先月23日(2019年11月)に大阪の少女(12)を誘拐した疑いで逮捕された栃木県小山市の伊藤仁士容疑者(35)に続き、27日には埼玉県本庄市の阪上裕明容疑者(37)が兵庫の女子中学生を、29日には東京都八王子市の小林政司容疑者(43)が愛知県の少女(14)を誘拐した疑いで逮捕された。

   少女たちはなぜ誘拐犯の誘いに乗ってしまうのか。スッキリは家出少女たちの本音に迫った。

イケメンだったら行っちゃう」「野宿よりは安全」などの声が

   家出経験のある女性は街頭インタビューに「イケメンそうだったらいいな。どうしようもなかったらお世話になるかもしれない」と答えた。家出経験のない女性も「野宿をするよりは泊まらせてもらえる家があった方が安心」「悩みを聞いてくれる人がSNSにいたら、行っちゃうかな」と答えた。最近は24時間で自動的に投稿が削除されるインスタグラムのストーリーズも使われているが、自動で消えることで恐怖心が薄まるという。

   SNSに投稿する際、家出少女たちは見つかりやすいよう#家出少女、#神待ちといったハッシュタグを付ける。女子中学生からとみられる投稿をみると、わずか30分ほどで「泊めてあげる。下心ないよ」「神奈川だけど」「車で迎えに行く」といった返信が付いた。今回逮捕された容疑者たちも「家に来てのんびりしてください」などの甘い言葉で少女たちを誘い出していた。

   SNS投稿をチェックし、相談や支援を行っているNPO法人、BONDプロジェクト代表の橘ジュンさんは「危険性もわかっていると思うが、自暴自棄になったり、切羽詰まったりした結果ではないか。SNSは悩みにすぐ反応があり、本音を語り合える場所という誤解がある」とSNSに頼る背景を語る。

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