スマートフォンを見ながら車を走らせる「ながら運転」が1日(2019年12月)から厳罰化された。
通話したり画面を注視したりしながらの運転の違反点数は、これまでの1点から3点に、交通の危険を生じさせた違反の場合は2点から6点に引き上げたほか、保持の反則金は車種により1万2000円から2万5000円に上がり、繰り返すと懲役刑もある。危険運転の罰則は反則金ではなく「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」と強化された。
しかし、きのう(1日)も東京の品川駅前で岸本哲也リポーターがチェックすると、スマホをいじりながら走行する白い車があった。「危ないですよ」と声をかけても平気で走り去った。
タクシー運転手まで「ゲーム画面見ながら」
計測中の少なくとも16秒間はスマホを操作しながら走る乗用車や、ダッシュボード上にスマホを固定して20秒間運転するドライバーもいた。カップ麺を食べながら走っていたトラックの運転手は、カップを前に置き、携帯で通話を始めた。
こうした行為はタクシードライバーの一部にも横行し、漫才映像やゲーム画面を見ながらの運転も映像に撮られている。
「とくダネ!」が愛知県の運転研修施設でドライバーに目線カメラをつけて実験すると、スマホに気が集中するあまり、赤信号への反応が遅れ、「あ、危ない」と声が出た。止まったときは「完全に交差点に出てしまいました」(岸本リポーター)という状態だった。
司会の小倉智昭「携帯ナビの精度が上がって、使いながら運転するドライバーが増えた」
キャスターの伊藤利尋アナ「あれはナビとしてきちんとセットしないとだめです」
小倉「ラーメンやおにぎりを食べながらの運転をついやってしまうのには気をつけないといけないなあ」