<ジョーカー>
本物の「悪」が生まれる瞬間!緑に髪染めた狂気のジョーカーはひたすら怖い

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   「バットマン」の悪役ジョーカーはどのようにして誕生したのか。ジョーカー(アーサー・フレック)をホアキン・フェニックが演じ、監督はトッド・フィリップス、ロバート・デ・ニーロも共演している。

   アカデミー賞確実と批評家たちが絶賛する傑作はいかなるものか。たしかに、映画史に残る傑作に間違いない。初めは主人公の道化師アーサーに共感していた観客も、最後は彼の猟奇についていけなくなり、ただ呆然としてしまうだろう。「ダークナイト」も傑作だったが、ジョーカーはまったく別のバットマンシリーズと言ってもいい。

精神的に疲れる映画。でもなぜかもう一度観たくなる

   ホアキン・フェニックスのジョーカーは、ただただ恐ろしい。R15指定にしても、その内容は残酷すぎる。血しぶきの上がる描写に、何度も目をそむけたくなった。非常に精神的に疲れる映画。でも、なぜかもう一度観たくなる映画である。

   最高で最悪で、本物の悪が誕生した瞬間を劇場で目撃した。アーサーは「心の病の人間が恐れるのは、人の目」と語るが、アーサーは精神疾患ではない。だからこそ、人間は恐ろしく悲しい生き物で、誰もがジョーカーになり得る。

   狂気にとらわれ、アーサーが髪を緑に染め上げ、ジョーカーに生まれ変わった瞬間のあのダンスシーンは必見だ。

おすすめ度 ☆☆☆☆

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