元KARAク・ハラさんの自殺が悲しすぎる 韓国芸能界ネット中傷「指殺人」の恐怖

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   24日(2019年11月)、元「KARA」の韓国女性アイドル、ク・ハラさん(28)が、ソウル市内の自宅で死亡しているのが発見された。自宅には自身が置かれている状況を悲観する手書きメモが。警察は自殺の可能性が高いとみているが、日本での活動も本格化していたハラさんに何が起きたのか。とくダネは韓国芸能人を追い詰めるネット上の誹謗中傷の実態に迫った。

   ハラさんは2011年「ミスター」で日本デビューしたアイドルグループ「KARA」のメンバーとして活躍していた。16年にKARAが解散状態となった後はソロアーティストとして活動していた。去年(2018年)9月に元交際相手に暴行容疑で訴えられ、ハラさんが逆に「リベンジポルノで脅迫されていた」と反論するなどトラブルに見舞われていた。今年(2019年)5月には自殺未遂も報じられている。

ネットが必需品の韓流ビジネスではネット炎上を無視できない

   10月には、親友であり、アイドルグループf(x)の元メンバーのソルリさん(25)が自殺するというショッキングな出来事も起きた。

   彼女たちを追い詰めたのがネットでの炎上だ。有名人を自殺に追い詰めるネット炎上は、韓国では指で入力した内容が人を殺すことから「指殺人」とも呼ばれている。

   ハラさんに関しては、眼瞼下垂手術を整形と騒がれ、リベンジポルノ映像が販売されるというデマが流されただけではなく、自殺未遂報道の際には「静かに死ね」といった暴言もあった。ソルリさんはネットに妊娠の噂が流れたが、そのきっかけは病院がカルテの写真を流出させたことだった。

   韓国国内での活動が困難となったハラさんは、日本での活動を本格化させていた。今月13日には新曲をリリース、30日にはバラエティー番組の収録も控えていた。

   金慶珠・東海大学教授「韓国はネットメディアを通じた社会的議論が活発に行われている。一方、誹謗中傷などの副作用があり、法整備も進めているが実態に追いついていない。勝ち組の象徴である女性アイドルが格差社会のはけ口になることもある。親日か反日かのレッテル貼りも」

   小倉智昭キャスター「韓国でいろいろあって、ソロで仕事をするなら日本が一番やりやすかったと思う。親日だということで叩かれたとしたら悲しい」

   金慶珠教授「韓流ビジネスにはネットが必需品」

   キャスターのカズレーザー「ネットの声を無視すればいいという立場だが、ネットで売れたならネットを無視できない」

   中江有里(女優・脚本家)「書き込みする人は、嫉妬するとかそういうことではなく、相手の心情を想像してもらいたい」

文・みっちゃん

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