小学女児誘拐に見るSNSの危険性 2つのキーワードで検索すれば大人が少女に簡単に接近できる!

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   大阪市の小学6年女児誘拐事件で、被害者と容疑者が知り合ったきっかけはツイッターだった。「大人と子どもの間でどんなやり取りが展開されているのか」と、司会の国山ハセンがSNSの危険性を問題提起した。

   未成年者誘拐の疑いで逮捕された伊藤仁士容疑者(35)は調べに「会員制交流サイトで助けを求めていた子を助けてあげた。正しいことをした」と供述した。一方、女児の母はきのう25日(2019年11月)「知らない人について行ってはいけないと言っていたのに」と話し、戸惑いを隠せなかった。

助けを求める家出少女に群がる男たち

   ITジャーナリストの三上洋さんは「大人が未成年と接点を持つのは簡単です」と語る。「家出」「神待ち」のキーワードで検索するだけでいいという。「グッとラック」が実際に「家出」で検索すると、「限界なので家出しました」「泊めてくれませんか」「だれか助けて」といった反応が多数あった。三上さんは「この返事からやり取りが始まる。ここに群がる男性がいっぱいいる」と警告する。

   「グッとラック」は宿泊先を探す16歳の少女と連絡をとった。相談できる友だちもおらず、外で寝泊まりしているそうだ。「40件ぐらいメッセージをもらった。体目的の男性、30代が多い」「それしか生きるすべがない」と少女は話した。

   三上さんによると、ツイッターは13歳以下にはできないように規定しているが、それも自分で年齢を登録すればすり抜けられる。

   キャスターの立川志らく「それは甘すぎる。スマホがいかに危ないかを考えないといけない」

   18歳以下にはアダルトサイトや課金アプリに接続させないフィルタリングブロック機能も義務化されてはいるが、「ラインができない」などと子どもにせがまれて親が拒否するケースもあり、親の名前で登録すれば事実上野放しになってしまう。スマホやSNS社会の闇は深い。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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