11月16日(2019年)に合成麻薬MDMA所持の疑いで逮捕された沢尻エリカ容疑者(33)だが、自宅から押収された2つのカプセルのうち、もう一つもMDMAであることが新たに判明、所持量は2回分に相当する0.198グラムとなった。沢尻容疑者は今日26日に拘留期限を迎え、検察は拘留の延長を求めるとみられているが、延長されず起訴されれば、弁護側は保釈を請求することになる。沢尻容疑者は今後どうなるのか。
沢尻容疑者の薬物疑惑の発端は、2011年2月に発売された週刊ポスト。事務所との契約を解除され、離婚騒動の渦中にあった沢尻容疑者はスペイン・バルセロナ在住大麻インストラクター(当時29)と一緒にいる姿が報じられ、記者会見では薬物疑惑の釈明に追われるとともに、仕事への思いを涙ながらに語るなど女優復帰に向け執念を見せていた。
しかし当時は掲載が見送られたが、インストラクター男性は「マリファナがすごく好きらしい。エリカはそれ以外には手を出さない」と沢尻の大麻使用を証言していた。昨日(25日)発売の週刊ポスト12月6日号ではこの男性の証言のほか、男性とのツーショット写真を掲載。その足元には大麻吸引に用いられるパイプや、乾燥大麻を砕くグラインダーとみられる器具も写っていた。10年以上前から薬物を使用していたという沢尻容疑者の供述を裏付ける証言だ。
専門弁護士「尿検査で陰性、意外に立件は難しい」
しかし、立件は簡単なことではない。尿検査で陰性という結果が出ていることから、若狭勝弁護士は、薬物使用での立件は難しいとみている。一方、沢尻容疑者は「逮捕前日に行ったクラブではなく、別のイベント会場でもらった」と供述している。薬物はもらったのか買ったのか。入手先は情状酌量の決め手にもなるので、検察側は拘留を延長し、入手ルートの解明を進めたいはずだ。
小倉智昭キャスター「薬物は微量で素直に答えている。通常であれば、保釈になってもおかしくない」
山田秀雄弁護士「弁護士の立場からみると、微量であり芸能人としての社会的制裁も受けている、さらに延長する必要はないと考える。無罪請負人として有名な河津博史弁護士は処分保留を狙うくらいまで頑張っていると思うが、さすがに今日釈放は考えにくい」
中江有里(女優・脚本家)「本人もどのように報じられているかわかっていると思う。かばうわけではないが、社会的制裁を受けている中で治療が気になる」
小倉智昭「所属事務所は処分を決めていない」
キャスターのカズレーザー「これ以上本人から出てくる情報はなさそう」
伊藤利尋アナウンサー「10年以上前から使用していたという、言わなくてもいい供述は薬物から逃れたいという気持ちの表れという指摘もある」