先週22日(2019年11月)、福岡市の中洲でタクシーが急発進して男性を倒し、工事現場のフェンスにぶつかった映像が撮影され、ネット上に拡散した。タクシーのひき逃げ暴走運転とも見えるが、「グッとラック」が入手した直後の映像にはタクシードライバーを若者3人に囲んで土下座させる姿が映っていた。どういうことなのか。
取材を進めると、中洲の雑居ビルから出てきた3人のうちの1人とタクシーが接触したらしいことがわかった。タクシーが止まらずに走り去ろうとしたのを3人が追いかけ、停止させてトラブルに発展した。3人は「オラ!」「おい、わかっとんのか」といった怒声を発し、ドライバーを押さえつけていた。
映像は怖い、注意してみることが大事
交通事故調査専門家の中島博史さんは「これはひき逃げではない。過失運転致傷だと思う。おそらく、ブレーキとアクセルを踏み間違えたのだろう」と分析する。タクシー会社は「ドライバーはトラブルで動転した。ひき逃げとは認識していない」としている。警察は関係者から任意で事情を聴き、過失運転致傷の線で調べている。髙橋知典弁護士によると、タクシードライバーには過失運転致傷の、3人には強要罪の可能性がある。
キャスターの立川志らく「土下座させるのはいくらなんでもよくない。いずれにせよ、ひき逃げではない」
松崎一葉(精神科医)「あれだけされたら動転しますよ」
森井じゅん(公認会計士)「映像によりこんなに違うのだということがわかります。気をつけなければいけません」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト