GSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)の破棄の期限は今夜22日(2019年11月)だ。「あと(この放送から)15時間後です。破棄となるのか、破棄されるとどういうことが起きるのか」と、司会の羽鳥慎一が問いかけた。
韓国の康京和外相は、アメリカが協定維持の圧力を強める中で最後まで努力すると強調しながら、一方では「日本の輸出規制に変化がない限り」は破棄するという。コリア・レポートの辺真一編集長は「90%破棄に傾いている」と見る。
来年春に総選挙控える文政権は引くに引けず
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「破棄で困る国がどこなのか、いま一つわからないんですよね。日韓が決定的に後戻りできない状況になってしまうと、アメリカが嫌なんだろうな」
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「アメリカは北朝鮮から距離があるから困らない。困るのは日本だが、韓国の言う譲歩条件が輸出規制の解除とは、ちゃんちゃらおかしい。日本が譲る必要はない」
防衛省の専門家の間では「直接の影響はない」(山崎幸三・統合幕僚長)、「韓国の方がダメージは大きい」(香田洋二・元自衛艦隊司令官)の声もあるが、辺編集長は北朝鮮のミサイルが10分で日本に届くことから、「日本への影響は大きい」と見る。「韓国政府は来年4月の総選挙までは引けないだろう。日本が何らかの形で動かなければ、韓国の譲歩は100%あり得ない」という。
羽鳥「結局、両国とも引けないですね」
長嶋「反日の文在寅大統領が代わったらうまくいく可能性はあるけど、文大統領ではね」
玉川「誰も得をしない。(引けないところを)乗り越えて互いに譲らないと解決しない」