学校でのいじめなどの解決のための弁護士費用を補償する「いじめ保険」をご存じか。エール少額短期保険から今年5月(2019年)発売された。加入前のいじめ被害は対象外で、今後起きるかもしれないいじめに備えるのが目的で、一番安い保険料で月額1180円という。
「グッとラック!」が東京都内の50校に聞いてみると、「学校に法の力を入れるとか、弁護士が子どもの代理人になることに違和感がある」「いじめの根本の解決にはならず、子供の成長の妨げになる」という反対論が強かった。当事者による解決を否定されるわけだから当然だが、保護者からは「とにかく早くいじめを消した方がいいと思うので、弁護士に頼るのは良い」(中1、高1の子どもの母親)、「学校の先生は頼りにならないので、第三者が入ってちゃんとしてくれた方が良い」(小4の子どもの母親)と賛成意見が多かったという。
こじれる前にプロが初期対応
キャスターの立川志らく「学校側の意見は他人事のように聞こえる」
画家の中島健太「いじめってエスカレートするので、早めの対応が必要ですよ。相談できる誰かがいるというのはすごく良いと思います」
弁護士の山岸久朗「学校の自助努力だけでは解決できないことがあります。保険があることで、初期対応が早くなるのは意義のあることだと思います」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト