すでにインフルエンザは流行期に入ったが、「そもそも総研」コーナーで「インフルエンザによる死者をなくすことはできないのか」と玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)が解説した。インフルエンザによる死者は、全世界で毎年25万~50万人、日本でもおよそ1万人もいる。
人に感染するインフルエンザ・ウイルスはA型とB型だが、過去100年の世界的大流行(パンデミック)はすべてA型だった。国立感染症研究所免疫部の高橋宜聖部長らが開発中のワクチンはA型対応で、変異してもすべてをカバーできるタイプだ。「このワクチンならば、新型のウイルスにも対応できると期待してます」と話す。
実用化は10年先!?もっと早くならないの
マウスでの実験では、A型インフルエンザに感染すると14日間生存率は20%だが、新型の万能ワクチンを接種すると生存率が100%になったという。高橋部長は「現在はサルを使った実験で有効性を検証中で、人への治験は3年以内に着手する予定です。企業と連携して開発し、10年以内に実用化できるようにしたい」と話した。
高木美保(タレント)「10年の予定と言いますが、もっと早くなるといいですよね」
ワクチン接種をしたばかりというアシスタントの斎藤ちはるアナは、腕まくりをして注射跡を見せながら、「ワクチンを打っても別のウイルスに感染することがありますから、全部の型に効くようになればありがたいですよね」
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バルバス| 似顔絵 池田マコト