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来年7月5日に都知事選!小池の対抗馬で名前が上がる丸山珠代、菊池桃子、松岡修造

   週刊文春は、先週やった森田健作千葉県知事(69)の公私混同問題を今週も追及している。台風15号で千葉県が深刻な被害を受けていた9月10日(2019年)に、自分の別荘に公用車を使って帰っていたことを指摘され、定例会見で釈明中に、コップを持つ手が震えていた。

   週刊文春によれば、森田という知事は、現場視察が相当嫌いらしい。東日本大震災のときにも、浦安の液状被害が深刻だったのに、浦安市長が連絡してもまったく連絡が取れず、結局来たのは、震災3か月後、それも菅直人首相が来るというので、ようやく腰を上げたというのだ。

   週刊文春は、総額5000万円が使途不明金になっていると追及しているが、こんな知事を当選させてしまった千葉県民にも、いささかの責任があると思う。

   ところで、ソフトバンクとLINEが経営統合する話し合いが進んでいると、日本経済新聞がスクープした。これで世界の巨人である「GAFA」に対抗できると、お気楽な論調もあるようだが、私にはそうは思えない。15年ぶりの営業赤字決算を発表した孫正義が、そうしたところから目をそらせるために仕組んだ大博打ではないのか。

   週刊新潮で、会計評論家の細野祐二が「ソフトバンク破綻への道」を寄稿している。細野は、最大の問題はSBGの連結有利子負債が合計16兆円というとてつもない巨額なもので、2022年3月期には「国内の劣後債など合計1兆3056億円の返済期日がやってくる」(細野)が、「私には、返済資金の目途はつかないように思える」(同)と悲観的だ。

   細野は「本当に反省しなければならないのは、孫氏自身の経営思想そのものではないか」と批判している。次々に大きな夢を振りまくのはいいが、その先にあるのが「破滅」では、どこぞのスーパーの創業者のようになってしまう。

   東京五輪の前の7月5日(2020年)に都知事選挙をやるようだが、これは、五輪直前だと小池都知事の楽勝になるので、できるだけ開催日から離して日程を組むよう、反小池都知事の急先鋒で、かつての都議会のドン、内田茂元幹事長らが暗躍したと、週刊新潮が報じている。

   そして、小池都知事に勝つ候補として、参議院議員の丸川珠代、先に経済産業省の次官候補と結婚した菊池桃子、松岡修造などを押し立てようと画策しているそうである。松岡が出てくれば面白いとは思うが、出ないだろうな。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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