丸熊陶業の娘で、川原喜美子(戸田恵梨香)の友である熊谷照子(大島優子)に背中を押され、喜美子は、火鉢の絵付け師である深野心仙(イッセー尾形)の驚くべき姿を目撃する。
一方、喜美子の絵付けへの夢を知った母親の川原マツ(富田靖子)は、喜美子が丸熊陶業で働きながら絵付けを学ぶ方法を考える。そして週に1度、指導を受けられる会社を見つける。
マツ「永山陶業さんいうんや。絵付けの職人さんが何人もいはってな。週に1回くらい、交代で教えてくれるて」
すると、妹の川原直子(桜庭ななみ)と川原百合子(住田萌乃)も賛成する。喜美子は母親の気持ちがありがたかったが、もう絵付けへの夢はあきらめようと自分に言い聞かせてきたため、戸惑いがあった。
お父ちゃんは喜美子の見合い相手を連れてきたが...
すると突然、父親の川原常治(北村一輝)が喜美子の見合い相手(石田明)を連れてくる。そして喜美子は目の前にいる気弱そうな男と結婚しろと言われる。
常治「喜美子の結婚相手やで。宝田さんいう」
喜美子「は?結婚?」
すると、その男は、喜美子とは別の女性と結婚すると言い出して出ていく。あっけにとられる喜美子。
喜美子「お父ちゃん、うちはまだ結婚する気ないで。うちかてやりたいことあるし」
常治「なんや。やりたいことて。ほないつ結婚すんねん」
父と娘はまた言い争いになる。母親のマツが二人を割って入り、喜美子に絵付けを習わしてやりたいと常治にいう。常治はコップ酒をぐいぐいと飲みながら黙って聞いているが、最後には、「許さん!なにがなんでも許さん」とちゃぶ台をひっくり返そうとして...。(NHK総合あさ8時放送)