来年(2020年)4月から児童虐待防止法が改正され、しつけのためでも体罰が禁止される。体罰のないしつけを学ぶ「親育て」がいま話題だ。
過去に子を叩いたことがある親が70%に上るというデータ(2018年、民間団体調べ)があり、児童相談所の相談対応は1990年の1101件から2018年は15万9850件と25年で150倍に増えた。
「体罰を使うと親は楽、暴力を使わない子育を」
東京都千代田区の親育て講座は0歳から8歳児を持つ母親に人気で、キャンセル待ちも出るという。1日2時間、6~8回で米国心理学会開発プログラムの日本向け改訂版から学び、4人のママがケンカになりそうな場面の父や母、子の役を演じて実感を高めるなどしていた。参加者は「イライラして手が出そうな瞬間がある」「どうすれば暴力を振るわずに子育てできるかを知りたい」という。
キャスターの立川志らく「気持ちは理解できるが、親が太鼓持ちみたいになったらマイナスではないのか」
堤達生(ベンチャーキャピタリスト)「経営でも子育てでもコーチングは必要です」
岩清水梓(元なでしこジャパン)「いろんな意見を聴くことはあっていい」
玉置妙憂(僧侶)「場があるのはいいが、ハウツーよりも親自身の人間性を育てるプログラムがほしい」
髙橋和典(弁護士)「体罰を使うと親は楽なんですよ。暴力を使わない子育てを今からやっていくしかありません」
志らく「子は宝と思えば暴力なんか振るわないのに、人間がおかしくなっているのかもなあ」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト