資産50億円の人気トレーダーKAZMAX、合成麻薬MDMA使用の疑いで逮捕 芸能界への飛び火も

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   10日(2019年11月)午前4時頃、東京都渋谷区のクラブにいた男性から「和真という人が薬物を所持しているという情報がある」と110番通報が入った。渋谷署が任意で事情聴取し、検査したところ、「パーティードラッグ」として若者に人気の合成麻薬「MDMA」の陽性反応が出たため、男を麻薬取締方違反の容疑で逮捕した。

   逮捕されたのは、総資産50億円と豪語する金融トレーダーのKAZMAX(カズマックス)こと吉澤和真容疑者(30)。2017年12月末、高騰を続けていたビットコインの暴落を予想、それが的中したことで投資の世界で一躍時の人となっていた。吉澤容疑者は、2カ月ほどで6億円を稼ぎ、世界のトレーダーランク利益率で22位にも入ったという。吉澤容疑者は容疑を否認している。

「俺は金を稼ぐために生まれた」豪語の裏で薬物パーティー

   吉澤容疑者が投資を始めたのは5年ほど前。親の借金を返済するため知り合いの社長に土下座して800万円を借り、株を買って2600万円に増やしたことが始まりだという。その後、投資のほかにも投資情報を提供するオンラインサロンを運営していた。

   ITジャーナリストの三上洋さんによると、こうしたサロンは月額500~2000円が一般的な相場だが、吉澤容疑者の運営するサロンは月会費3万円。会員数は自称7000人で、これだけで月収は2億1千万円となる。

   吉澤容疑者は、「週刊SPA!」(2018年9月11日号)のインタビューで「どんなときでも、俺は金持ちになるために生まれてきたと信じていた」と語り、インスタグラムにタワーマンションからの夜景や、8500万円の腕時計などの写真を投稿していた。元有名アイドルグループ女性とのツーショット親密写真が週刊誌にキャッチされるなど、派手な暮らしぶりが報じられていた。

   一方で知人によると、吉澤容疑者はいつも酒と一緒にコカイン、MDMA、ケタミンなどの薬物を使用していたという。

    中江有里(脚本家・女優)「この人のサロンの月額会費は飛び抜けて高い。それでも情報が欲しいというユーザーがいるというのは影響力があるなと思っていた」

   キャスターのカズレーザー「株に100万円単位で投資する人にとって、月額3万円の会費は高くない。(退会せずにサロンに)残っている人はある程度利益を得ている。この人が株やビットコインを買う時に、サロンの他の人も買うので、取引が市場に影響する。成熟していない業界では、こうしたインサイダー取引的な手法が通用してしまう」

   山田秀雄弁護士「今回の薬物事件で、横の広がりが出てくるんじゃないか。サロンの月額3万円はものすごく高い。みんな信者のように信奉しているのだろうが、このシステムにメスが入ることも考えられる」

   吉澤容疑者は芸能人とも人脈があり、芸能界への飛び火もささやかれている。

   小倉智昭キャスター「いろいろ問題ありそうです」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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