油べっとりの換気扇の入手どこで?
実演販売士は百貨店や小売店などで見かけるが、ここまで入念な準備をしているのかと驚かされた。油がべっとりついた換気扇、何年分もの水垢が蓄積した蛇口など、実演に必要なものを解体業者に探しに行くところから始まり、台本を作って事前に何度もそれを読みこむ。効果的な商品の見せ方のために、納得いくまでリハーサルを繰り返すなど、とにかく手間と時間を惜しまない。そして、当日は苦労を感じさせない笑顔で客を引き込む。
錫村さんは客のニーズを叶える商品を生み出すため、メーカーに頼んで商品開発もする。先述のエアコン専用ブラシは3年ほど前から販売を始め、24万本売れている大ヒット商品だそうだが、物によっては商品化するまでは1000万円ほどかかるという。費用はすべて錫村さん持ち。なみなみならぬ実演販売愛を感じる。日曜日の夜、月曜から自分もまた頑張ろうと前向きなパワーをもらえる優良番組でした!(TBS系11月3日深夜11時30分~)
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