大学生や高校生がインターネットなどで放射性物質を購入し、爆薬に関する情報をSNSで交換していた。今月5日(2019年11月)、放射性物質「アメリシウム241」が入った容器8個と爆薬の原料となる「塩素酸カリウム」を所持していた疑いで、名古屋市の会社員・市川貴紀容疑者(34)が逮捕された。
アメリシウムはプルトニウムから生成される放射性物質で、体内に取り込まれると内部被曝するおそれがある。市川はツイッターで「アメリシウム、キター」「自決するときは最低3桁人数巻き添えにするんで」などと投稿していた。
SNSで製造法を情報交換
この市川とSNSで爆薬に関する情報交換をしていたのが名古屋市の男子大学生(20)で、高性能爆薬を製造した罪で今年3月(2019年)に有罪判決を受けた。大学生は「爆弾を作ってその威力を確かめたかった」と供述し、時限発火装置のような動画を公開していた。
さらに、この大学生はSNSで爆薬の製造法を東京の高校生と情報交換をしていて、高校生は爆薬を製造して所持した疑いで今年4月に書類送検された。高校生が製造したのは、ETNと呼ばれる高い殺傷能力を持つ爆薬で、「知識として知っておきたかった」と供述していたという。高校生は放射性物質のウランもインターネットで購入していた。
司会の小倉智昭「ウランとか爆薬とか、そういうものを結び付けていくと何が起こってもおかしくないですよね。当局はかなり注目しているのではないでしょうか」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト