「パソコンがない時代はどうしていたの?」。インターネット上で、デジタル世代のこんな素朴な疑問にアナログ世代が加わって盛り上がっている。「「グッとラック!」でも、出演者がアナログ世代とデジタル世代に分かれて、議論が沸騰した。
アナログ世代とデジタル世代の線引きについて、ITジャーナリストの三上洋氏は「パソコン保有率が5割を超えた2000年に20歳を迎えていたかが一つの基準」という。「小学生の時からパソコンをいじっていた」という司会の国山ハセンは、「出かけるとき、何を頼りにしていたんですか」と聞く。アナログ世代の山岸久朗(弁護士)は「地図でしょう」
これにデジタル世代の画家、中島健太は「地図ってどこで買うんですか」と嫌味っぽい質問をする。さらに、キャスターの若林有子アナが「歩くとき、地図帳を広げて歩くんですか」。キャスターの立川志らくはあきれ顔で「頭に入れておくの」
すれ違いメロドラマが成り立たないスマホ時代
国山「外出先で連絡取るのは?」
アナログ世代の医療ジャーナリストの森まど「連絡取れないの」
志らく「昔は、すれ違いがドラマになったんだけど、今は(携帯電話で連絡取りあえるので)すれ違いのドラマは成り立たないね」
こんなやり取りのあと、山岸が「こういう便利は人間をダメにする。パソコンの普及で漢字が書けなくなっていないですか」
中島「アプリをメチャメチャ使いますから、違う能力が身についています」
漢字が書けなくなるという指摘には志らくも賛同していたが、国山が「では、アナログ時代に戻りたいですか」と聞かれると、「戻りたくない。原稿は全部手書き、そのたびに万年筆買っていた。楽な方がいい」