京都府立植物園、結婚式や成人式の前撮り「最高5万1000円いただきます」は妥当か?

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   結婚式や成人式などを前に、前もって記念撮影をするいわゆる「前撮り」の撮影スポットとして人気の京都府立植物園が、来月の11月1日(2019年)から、商業行為での撮影を有料化した。2時間半の撮影にかかる料金は、平日1万2000円、土日祭日は1万7000円、紅葉や桜の季節など混雑する時期の土日祝日は5万1000円になる。

   2018年にはおよそ3000件の前撮りが行われたという植物園は、なぜこのタイミングでの有料化を決めたのか。その背景にはさまざまなトラブルがあったようだ。

業者が場所を占領する迷惑行為でトラブルが絶えない

   同園技術課長の岡垣勝さんによると、ここ数年、業者が長時間場所を占領する迷惑行為が増えており、狭い通路での撮影が通行の妨げになるなどのトラブルが相次いでいた。中には業者と一般の客の間で口論に発展するケースもあったという。また岡垣さんは「立ち入りを禁止している花壇の中に入って撮影する悪質業者もいた」と話す。

   最高5万1000円という撮影料について、同園で撮影をしたことのある業者は「驚いた。正直高い。お客さんの希望があれば撮影したいが、要望は減っていくと思う」と話している。SNSでは「5万円は高いかな。適正とは思えない」「モラルがないなら仕方ない」と賛否両論だ。

   植物園は「迷惑行為を巡回監視で減らしていくと人件費がかかる。撮影を少なくしたいという気持ちではない。皆が楽しく憩える場所をこれからも発展させていきたい」と説明している。

   水卜麻美アナ「どう思いますか?」

   箕輪厚介(編集者、実業家)「あえてちょっと高くして、本当に撮りたい人以外は撮ってくれるな、と。それで一般の人のための公園にしたいという方針なのだと思うが、それはまっとうだと思う。有料にして取ったお金を整備なり、植物園がもっとよくなる事に使って循環していけば、それでいいと思う」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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