「身の丈に合ったお店選びを」イタリア料理店従業員の投稿が大炎上 パスタだけの注文にブチ切れて

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   先月(2019年10月)夜のとあるイタリア料理店に親子2人が訪れた。ディナーコースは約4000円だが、単品での注文も可能だ。親子はパスタを2つ頼んだ。ウエーターの従業員が「前菜やメインのお料理はいかがですか」と聞くと、親子は「いらないです。2人ともあまりお腹がすいてないんです」と答えた。

   パスタ2つだけだったのでウエーターは頭に来たのか、ツイッターで次のように投稿した。

従業員「小腹を満たすためならコンビニで食べたら」

   「あろうことか、言うにこと欠いて、このセリフ、どう思いますか? レストランですよ。身の丈に合ったお店選びや、来店前に予約するなど、お客様も食べる準備をして頂きたいと思います。小腹を満たすためなら、日本は世界一コンビニやファミレスが多い国なので、そちらで賄った方がいいと思います」

   ウエーターのこの投稿に「上から目線だ」と批判が殺到した。いま話題の文部科学相の「身の丈に合わせて頑張って」の発言が影響したかもしれない。料理店のオーナーは「教育不足で従業員が軽率なツイートしてしまい、お客様に大変申し訳ない。お客様とのやり取りでカッとなってしまった。食事がのどを通らないほど反省しているので、こういうことがないよう指導し、成長を見守りたい」といっている。

   この騒動で店へ嫌がらせ電話が約1週間続き、多いときは2時間で60件もあった。営業に支障が出たため、警察と弁護士に相談しているという。

   司会の羽鳥慎一「率直にどう思います?」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「なぜ、わざわざギスギスさせるんでしょうね。喜んでいるのは、ネタになったテレビだけですよ。最初は匿名だったでしょ。次にそのレストランを特定する人が出てくる。そうすると嫌がらせ電話をする人が殺到する。なんで、みんな余計なことをするんだろう、というのが僕の感想です」

   羽鳥「従業員も軽い気持ちでカッとやったのが、想像以上の騒ぎになったということかもしれません」

   青木理(ジャーナリスト)「それぞれの言い分が分からないことはないが、発信する前にSNSの怖さをもう1回踏みとどまって考えないといけないですよね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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